リモートアクセスはオンプレ、クラウドどっちがいい?
- 2025/01/24
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以前、リモートアクセスのアクセス方法の種類に関してご紹介をしました。
今回はリモートアクセス製品/サービスの違いに関して、その構成から考えてみます。なお、ここでのお話はリモートアクセスに関する一般論を書いていますので、製品やサービスによっては当てはまらないケースもあることをご了承ください。
リモートアクセス製品には社内にサーバーを置かないクラウド型と、サーバーを社内に配置するオンプレミス型に別れます。
目次
リモートアクセスの構成の種類
リモートアクセスは構成による違いにより、社内にサーバーを配置する必要がないクラウド型と、社内にサーバーを配置し運用するオンプレミス型の2種類があります。
クラウド型
クラウド型は社内にサーバーを配置せずにリモートアクセス環境を構築することが可能です。アクセス方法として、リモートデスクトップ方式に特化したサービスの多くがクラウド型を採用しています。
オンプレミスでサーバーを配置する必要はありませんが、アクセスクライアント側、アクセスされるPCとも専用のアプリケーションをインストールする必要があります。
管理画面はクラウド上にあり、アクセスクライアントの登録、権限の設定、保有ライセンス管理などを行います。

オンプレミス型
オンプレミス型のリモートアクセスでは踏み台となるサーバーを社内に配置し、それを経由して目的の社内サービスへアクセスします。
アクセス方法はリモートデスクトップの他、ウェブアクセス、クライアント・サーバー型アプリなど、多様なアクセスを選択できるケースが多いです。
また、アクセス先にはアプリをインストールしなくても良く、アクセスクライアントにもウェブアクセスのような場合は、専用のアプリケーションのインストールが不要なケースがあります。

どちらを選択するべきか?
リモートデスクトップアクセス以外のアクセス方法をご検討の場合(例えば社内のウェブサービスに社外から直接アクセスがしたいなど)は、オンプレミス製品を選ぶことになります。リモートデスクトップのみのアクセスの場合はどうでしょうか。多くのオンプレミス型のリモートデスクトップアクセスではアクセス先にはアプリケーションをインストールする必要がありませんので、アクセスするPCが多くある場合は楽にスタートできます。
それに加え、一般論ですがオンプレミス型の方が、様々なアクセス方法を選択できたり、アクセスユーザーやアクセス先をグループで権限管理ができたり、認証方式を選択できたりと、より大規模での利用を想定さています。ですので、大きな規模の導入の場合も、オンプレミス型のリモートデスクトップの方が向いていると言えます。
クラウド型のリモートデスクトップはその逆で、利用方法として社内で数人、または1人で社内にあるPCへ手軽にリモートデスクトップをしたい場合になりなります。
価格に関しては一般的にはクラウド型の方が気軽に始められる月額になっています。オンプレミス型は初期費用に加え年額のラニング費用がかかったり、毎年定額のサブスクリプション形式での確認になります。クラウド型の方が気軽に始められる価格ですが、ある程度の人数が長期間利用する場合、結局オンプレミス型の方が安くケースがほとんどで、注意が必要です。
クラウド型、オンプレミス型の比較
両者を比較するために表にすると、次のようになります。

お勧めのリモートアクセス
以上のように、お使いになる環境や規模により、選択すべきリモートアクセス製品は異なりますので、導入する目的をはっきりさせることが重要となります。
誤った目的の製品、サービスを選択すると、クラウド型を大人数で利用してしまい無駄な費用がかかってしまったり、サーバーを運用することが出来ないのにオンプレミス型を導入してしますことになります。
エリアビイジャパンではクラウド型、オンプレミス型の両方のリモートアクセス製品をご用意し、用途に応じたリモートアクセス環境の構築のお手伝いをさせて頂いています。また、クラウド型のサービスを一先ず開始し、人数が増えてきた段階で、オンプレミス型の製品へ切り替えることも1社で対応可能なので、スムーズに移行することができます。
ご参考まで、製品に関しては以下ご覧ください。
V-Warp(ブイワープ)
クラウド型リモートアクセス。USBを挿すだけで簡単に社内PCへアクセスできます。
SWANStor(スワンストア)
オンプレミス型リモートアクセス。長年の実績から1,000人規模での運用もお任せください。